アベイユ
- 物販商品(自宅から発送)青ボディ/黄キャップ¥ 2,000
- 物販商品(自宅から発送)水色ボディ/黄キャップ¥ 2,000
- 物販商品(自宅から発送)黒ボディ/黄キャップ¥ 2,000
- 物販商品(自宅から発送)水色ボディ/ピンクキャップ¥ 2,000
- 物販商品(自宅から発送)黄ボディ/ピンクキャップ¥ 2,000
- 物販商品(自宅から発送)黒ボディ/白キャップ¥ 2,000
aveil アベイユは「シングルハンド」のための新しいおもちゃです。 キャップを外したルーピングヨーヨーを裏返したような形状+パッド直下の中空化で重心を直径と幅両方向に寄せ、コントロールエッジの調整も行っております。 この設計により最低限のルーピング性能を確保しつつストリングトリック性能を大幅に高めることができました。このタイプのヨーヨーにあまりない重量感もマニアな方に刺さることでしょう。 ところがどっこい実際に本気でシングルハンドをやってみると、ローエッジな幅広バタフライの方が実は向いています… が、わざわざアベイユを買うような方なら旧型機のロマンを分かってくれるはず。いつもよりループ多めでライバルに差を付けろ! 本商品にはパッケージは付属しません。ご理解の上お求め下さい。
スペック
3Dプリンター製のため個体差、カラー差が大きくなっています。ご理解の程よろしくお願いいたします。 直径:57.0mm程度 幅:31.5mm程度 重量:60g前後 ベアリング:Kサイズ パッド:Dサイズ(フラグメントサイズ) アクセル:M4×22mmイモネジ ナット:ナイロンロックナット(キャップ接着のため交換不可)
裏話
エンブリオのヨーヨー本体はアヴァンチュール、チェリッシュMDが2022年に最初に発売されましたが、チェリッシュMD枠のファーストプロダクトとして規格したのは実はアベイユでした。 3Dプリンターという新しいおもちゃを手に入れたばかりでアレもやりたいコレもやりたいと子供のように好き放題設計したのは良かったのですが、当時のそれは今見ても印刷上相当無理があったこと、手段と目的が入れ替わった稚拙な設計であったことから長らく封印していました。 時は過ぎて2024年、G.O.A.T44という大会のロゴ入りヨーヨーを制作してほしいとの依頼がありました。例年であればヴェスタビュールをベースに作成していましたが、高価であることや多くの人が手に取るお土産ヨーヨーにしてはあまりにもマニアックかつ組立が難しかったのです。そこで、没となっていたアベイユが未経験者の方が手に取ることも考えられるお土産ヨーヨーとしてちょうどいいポジションであったため、再挑戦することとなりました。 その時既に現在のアベイユとよく似た名称未定ヨーヨーを制作しており、超初期アベイユにあった野心的な設計を捨てた代わりにその後の設計で得たノウハウをミックスして製品版アベイユとして生まれ変わりました。 超初期アベイユの全容については主に3Dプリンター入門者向けにいつか失敗談として笑ってお話したいところですが、まずは48mmキャップを潔く捨てて脱着不可の専用接着キャップに変更しました。これにより印刷と組立が大幅に簡略化でき、ロゴ入れの自由度も大幅に向上しています。 次に、軸周りはDサイズ&穴スターからKサイズ&Dサイズシリコンパッドに変更しました。最小径クラスのKサイズベアリング搭載によりこの手のヨーヨーに求められる性能とカスタマイズ性が大幅に向上し、4A機種等でよく採用されるサイズのパッドの交換と併せてより好みの使用感を追求することが可能です。 ………穴スターはともかくなぜ最初からKサイズじゃなかったの? いいスペーサーがなかったためです。あんな小さいやつ印刷したくないです。 現アベイユはスピンギア様のスピンガジェットベアリング化キットのスペーサーで試作していたのですが、スピンギア様のご好意で製品版にも同スペーサーを搭載することができました。使ったことがある方なら分かって頂けると思いますが、狭すぎず広すぎない幅がシングルハンドと非常に相性が良いのです。 また、ワッシャーを脱着することでご自宅で眠っているであろう多くのスペーサーとの互換性を確保し、圧倒的なカスタマイズの幅を誇ります。 自分チューンのクラシカルなヨーヨーを精密に操り、スタイルの垣根のないトリックを止まることなく繰り出す楽しみを今一度アベイユで思い出していただければ作者冥利に尽きます。